『無くて七癖、有って四十八癖』ということわざがあります。
一見して癖がなさそうな人でも七つ、癖の多そうに見える人には四十八も癖があるという意味です。学習においても生徒によって癖はあります。よい癖ならいいのですが悪い癖は直しておいて損はないでしょう。
私がこれまで指導した生徒の中で最も感心し、素晴らしいと感じた癖があります。
その生徒(男子)は最終的にその地区の公立高校のトップ校に合格したのですが、問題集を解いて答え合わせをする時、必ずその部分の解説を『全て』読み、知らないことや気づいたことをノートに『全て』書き込んでいました。最初は彼なりの勉強の1つのやり方だろうと思っていたのですが、話を聞くとどうやら『癖』のようでした。自分が解いた問題に関することで知らないことが1つでもあるとどうにも気持ちが悪くて次の勉強に進めないそうですw
自分が間違えた問題の解説を読むだけであれば、一般的な勉強法と言えますが、彼は正解している問題も含めてすべての解説を読みます。やはりそこは『癖』なんでしょうね。。。最終的には『このテキストのこの問題はこう解説してあるけど、自分ならこう解説を書く』というようなことを私に何度か言ってきたりして見事だなと感心しました。
彼がやっていることは非常に効率的で密度の高い勉強といえるかもしれません。しかし一般的かというと果たして何人の生徒がそれを真似して最後まで続けられるかどうかというレベルです。最初はできるかもしれないけれどそのうち面倒になってしまいそうですね。
点数が取れる勉強法は人によって違います。点数が取れる勉強法を見つけたならばそれをずっと続けることです。『癖』になるまでやり続ければきっと力になってくれるでしょう。
次回は『学習の癖② ~悪い癖編~』を書いてみたいと思います^^
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