親は子供に勉強をどこまで教えてよいのか?

皆様こんにちは。いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

本日のブログは『親は子供に勉強をどこまで教えてよいのか?』について私の意見を書こうと思います。

入塾手続きの際や春・秋の面談時によく話題になることで、特に小学生の保護者の方から質問を受けることが多いですね。


子供は勉強に行き詰まると『ねぇねぇ教えて~』と言って親御さんのところやお兄ちゃんやお姉ちゃんなどの上の子のところに助けを求めに行きます。

見るに見かねて教えてみたのはいいけれど、言われたとおりに答えを書き込んでいるだけで『本当に理解しているのかな???』と不安になることもしばしば…

しばらく、日にちが経って、また『ねぇねぇ教えて~』と来たので問題を見てみると、この前教えたところとほぼ一緒の問題…

『この前教えたじゃないのよー!!もー!』という親御さんの叫び声が聞こえてくる。

こんな経験おありじゃないでしょうか?


今日はこれを解決していきたいと思います。

ただ、人によって勿論、生活環境や学習環境が異なります。

100%の解決にはならないかもしれませんが参考にして取り入れられそうな部分は是非実践してみてください。


まず、おうちの方に知っていただきたいことがあります。それは、子供にとって

『勉強をすること』=『正解を出す/答えを書き込むこと』ではありません。

正解を出すことは勿論大切なことですが、そこを着地点としてしまうと上記のようにうまくいかないケースも出てきてしまいます。


私の考えは常にこうです。

『勉強をすること』=『自分の力で考えた上で自分なりの答えを出すこと』です。

解答が正しいか間違っているかはあまり関係ありません。

素晴らしい答えを出したかどうかもあまり重要ではありません。

『適当にやらずにちゃんと考えて答えを出したかどうか』が重要です。

それで答えが間違っていたとしても私は生徒をべた褒めします。


人間は、考えるときに頭がよくなっているのだろうと思います。

よく考えることができる人は勉強に限らず色々なことができるようになっていきます。

勉強も、ちゃんと考える癖がついてくれば正解はだんだん出るようになります。


塾で教えていると、入塾初期はとんでもない答えを出してくる塾生もいますが考えたことをほめてあげればどんどん伸びてきて、そのうち正解も出せるようになります。

逆に、特に考えずに適当に答えだけ書いて持ってくるような場合は、もう一度やり直しをさせています。(記号問題等)


子供達の傾向として、答えが埋まると満足してしまいます。

答えが埋まるとそこで思考が停止します。

『頭がよくなるチャンスは解答を埋めるまでの間』です。

また、解答を先に教えてしまって、埋めてしまうと、次回からは考える前に思考停止してしまいます。

『これは苦手だからできない。』と子供が言う箇所はこの傾向にあります。

日頃、考える癖をつけていかないといつまでたっても同じようにわからないところはすぐに思考が停止します。


ということで、子供が『ねぇねぇ教えて~』と言ってきたら、

塾に通っている生徒への手助けは20%程度

塾に通っていない生徒への手助けは50%程度

で良いのかなと思います。

解答を教えるのではなく、解き方や考え方やちょっとしたヒントを教えるとよいでしょう。


教えるときの注意点が1つだけあります。

特に算数に関してですが、学校のやり方とあまりにも違う『オリジナルなやり方』で教えてしまうと、結果として身につき辛い傾向があります。

家で教えてもらったやり方が学校で否定されたりもするみたいなので教える場合は一旦教科書に目を通して、どうやって教えているかを見た方がよいと思います。


以上『親は子供に勉強をどこまで教えてよいのか?』について私の意見を書いてみました。

参考になったらうれしいです^^








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