皆様こんにちは。いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、早いもので、いよいよ公立高校の入試が近づいてきました。
当学習塾の受験状況の途中経過としては、例年通り私立高校に塾生全員が合格し、公立高校の入試まで全力を尽くしている段階です。公立高校も全員合格を目指してあと少し頑張ります!
成績を上げるために必要なことはたくさんありますが、私自身最も大切なことの1つとして指導していることがあります。それは、『積み重ねときっかけ』です。
学習はどうしても積み重ねが必須になります。積み重ねがなかったり、甘かったりすると成績の伸び悩みが発生しがちです。積み重ねるといってもたとえば英単語や漢字を100回書けば良いとか、テキストを何十冊も解けば良いとか、そんな単純なことではなく、いうなれば『適材適所の積み重ね』が必要になります。生徒によって、また教科によって積み重ねるペースや度合いや難易度はすべて異なるのでそれを見極める必要があります。
学習塾NeOの指導としては、ベースとなる授業をやりながらも、個別に課題を分けていたりします。どう積み上げていくことがストレスなく続けられるかを吟味して課題を出すように努めています。生徒自身がそれを考えるのはかなり難しいので、そこはプロの目線でアドバイスをしているわけです。
ただ、積み重ねだけ行っていても成績はなかなか上がりません。やはり起爆剤的な『きっかけ』が重要になります。きっかけとしてよくあるのが
・テストで高得点を取った
・クラスで誰もできない問題を自分1人だけ解けた
・先生や親など周りの人に褒められた
・アニメや漫画、ゲームなどの好きなキャラクターのことを色々調べていたらわかる喜びがわかってきた
等々日常生活のちょっとした1コマがきっかけとなりえます。
よく、『点が線になる』という言葉を使いますが、まさにそういう感じです。今までバラバラに学んでいたことが1つにつながってすっきりする感覚です。
この感覚がつかめてくると勉強が苦でなくなり吸収力も格段に上がってきます。
子供たちにとって勉強を好きになることはなかなか難しいことかもしれませんが、『わかる喜びやできる喜びは積み重ねが報われる瞬間』であるとも言えそうです。
苦労して積み上げたことがあるきっかけによって花開く。これまで、私はそういう瞬間に何百回も立ち会ってきました。まさにレベルアップの瞬間です。
勿論、残念ながら積み上げたことがなかなか結果に結びつかないという場合も多々あります。でも、決してあきらめないでほしいと思います。
小・中学校で花開かなくても高校に入ってから花開く生徒も私はたくさん見てきています。それでは遅すぎないかといわれる方もいるかもしれませんが、私は全くそうは思いません。人の成長速度は十人十色です。遅く花開く子だっていて当然だと思います。
塾の使命はその子の学力の成長を早めることではありません。その子がどのように積み重ねていけばストレスなく花開くかを一緒に考えてあげる場所だと思っています。
かつて私が所属していた所謂『スパルタ塾』は分厚いテキストを短期間で終了させて、入試まで圧倒的な詰込みの授業を行っていました。しかし、入試後その生徒たちの多くは次のステップに進んでからその反動で全く勉強しなくなっていきました。そんな生徒達も見てきています。私はそんな状況に耐えられず、そこを退職しました。
私は、生徒達に無理のない積み重ねとたくさんのきっかけを手にしながら長く学習を楽しんでほしいと思っています。10年前そういう理念のもとにこの地にこの塾を作りました。
長く楽しく一緒に学びたい生徒達を今年度も大募集いたします^^
是非いらっしゃってください。
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